リフォーム工事や外壁塗装工事の際に合わせて気になるのが屋根のリフォームです。
屋根のリフォームをする際には屋根材にはどんな種類があり、それぞれどんな特徴があるのかをきちんと理解しておくことが重要です。
屋根材を選ぶ際のポイント
屋根材は「価格」と「デザイン」と「耐用年数」をポイントに選ぶことができるでしょう。
まずは「価格」ですが、どんな屋根材を選ぶかによって工事の価格は大きく変わります。
ストレートやトタンなどの比較的安い屋根材を選べば、他の高価な屋根材よりも費用を半分くらいに抑えられるかもしれません。
次に「デザイン」ですが、デザインは同じ屋根材で異なるデザイン性を求めることは難しく、屋根材そのものによってデザイン性が大きく異なるのが特徴です。
デザイン性を重視する人に人気が高い屋根材に粘土瓦やアスファルトシングルがあります。
屋根材を選ぶ際にポイントとなる別の要素は「耐用年数」です。
屋根のリフォームにおいて耐用年数、すなわちどのくらい長持ちするかはとても大切なことです。
比較的安い屋根材でリフォームしても耐用年数が低ければメンテナンスする頻度が増えてしまうため、コストパフォーマンスは逆に悪くなってしまうでしょう。
屋根材の種類と特徴
屋根材で最もポピュラーなものに「瓦」があります。
瓦のメリットは粘土でできた焼き物なので耐火性、断熱効果、遮音性、耐久性に優れていることです。
デザイン性も高く、洋瓦と和瓦があるため日本家屋にも洋風建築にもマッチするのが特徴です。
また、破損してしまった場合にも1枚単位で交換できるため修理がしやすいこともメリットと言えるでしょう。
一方でデメリットとなる点に重量が挙げられます。
瓦は焼き物ゆえにそれなりの重さがあるため、地震が発生した際には揺れに弱く崩れやすいと言えます。
そして、重量をしっかりと支えるだけの基礎工事がされていることも瓦屋根を敷くための条件となります。
瓦の種類によっては施工できる職人も限られるため、工賃が高額になる場合もあります。
瓦の耐用年数は50年から100年、価格は平方メートルあたり8,000円から12,000円ほどです。
なお瓦には「セメント瓦」と呼ばれるものもあります。
セメント瓦はセメントと砂でできた瓦のことで、粘土でできた瓦よりも安いことが特徴です。
メリットやデメリットは瓦とほとんど同じですが、粘土瓦とは異なり定期的に塗装をしてメンテナンスすることが必要となります。
セメント瓦の耐用年数は30年から40年と粘土瓦よりも短くなりますが、価格は平方メートルあたり6,000円から8,000円と安くなります。
近年、たくさんの家屋に使用されている屋根材に「スレート」と呼ばれるものがあります。
ストレートは商品名であるカラーベストやコロニアルと呼ばれることも多くありますが、基本的にはセメントを主体としたものに繊維質の材料を混ぜた屋根材のことを言います。
ストレートのメリットは比較的安価であること、そしてカラーバリエーションが多いことです。
燃えにくい素材なので耐火性にも優れていますし、瓦に比べて軽いので耐震性にも優れています。
価格が安くカラーバリエーションも豊富なため一般的に広く普及しており、施工業者も豊富であることもメリットの一つと言えるでしょう。
ストレートのデメリットは定期的に塗装をしなければならないことやコケやカビが生えやすいという点です。
クリーニングや工事などの定期的なメンテナンスが必要になるでしょう。
隙間から雨水が入りやすいため暴風雨の時には雨漏りしやすいことや積雪の重みで割れてしまうことがあるなど、災害に弱いこともデメリットと言えます。
ストレートの耐用年数は20年から25年ほどで、価格は平方メートルあたり4,500円から8,000円です。
金属の屋根材もあります。
以前はトタン屋根を多く見かけましたが、トタン屋根はサビやすいため最近ではあまり見かけなくなっています。一方、「ガルバリウム鋼板」と呼ばれる屋根材はアルミニウムが含まれているため、金属の屋根材として最近ではポピュラーになっています。
ガルバリウム鋼板のメリットは金属なので耐火性や耐久性に優れていること、そして軽量なので耐震性にも優れていることです。
カラーバリエーションも豊富ですし、加工もしやすいことからデザイン性も高いと言えます。
デメリットは断熱性や遮音性が低いため、断熱対策や防音対策が別途必要になるため費用がかさむ点です。
ガルバリウム鋼板の耐用年数は金属に影響の強い塩害地域では15年ほどですが、それ以外の地域では30年ほどです。
価格は平方メートルあたり6,000円から9,000円です。
ここで紹介した屋根材は代表的なもののほんの一部に過ぎません。
横浜市で屋根のリフォームをお考えの場合、ぜひ戸塚区にある大津塗装にお問い合わせください。
お客様にピッタリの屋根材をご一緒に検討できれば幸いです。
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